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弊社の主な実績

2023年
当サイトからお問い合わせ件数1万3千件を超えました
2022年
日新火災・優績代理店表彰受賞
2020年
日新火災コンテスト・事業保険新規件数全国1位

特に建築業・製造業・ビルメンテナンス業の事業者さまからお問い合わせください

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「教えて!損害保険」運営:あおば総合保険㈱代表、高倉のブログです。

「教えて!損害保険」運営者高倉のブログ

「教えて!損害保険」から皆様へ参考となるようなブログを書いていきます

「教えて!損害保険」のブログ3「保険の専門的なこと」です!

こんにちは。「教えて!損害保険」代表の高倉です。

今まで、色々なお客様と出会い、保険の契約や事故によってお客様に気がつかされた点が沢山ありました。我々専業の保険代理店は「お客様に教えてもらいながら成長していく」という職業なのかもしれません。

現在、弊社の顧客数は1000件を超え、安定した基盤を築くことができたのは、お客様のおかげです。今回、あおば総合保険㈱のホームページをリニューアルしたのは、今まで育ててくれたお客様への感謝の気持ちを込めて、お役に立てる保険の情報サイトを提供したいという気持ちで作成しました。受けた恩は感謝で返したいと考えています。

当ブログでは、日々の出来事で気が付いたこと、皆様にどうしても聞いて欲しいこと、気になった事故や事件などをつぶやいて行きます。とても主観的なブログになると思いますが、よろしくお願いします。

教えて!損害保険のブログは1、2もあります!

ブログ1では最近起きた出来事やニュースを中心に書いていきます。ブログ2は保険で気を付けて欲しい事を中心に、ブログ3では専門的な事を中心に書いていきたいと思います。

建設業の元請け会社が下請け会社に損害保険の加入を求める理由

下請け損害保険

建設業の元請け会社が下請け会社に損害保険の加入を求める理由

①元請け会社の責任を軽減するため

建設工事現場において、作業員や第三者が死傷したり、財産が損害を受けたりした場合、元請け会社は民法上の請負責任に基づき、その被害者に対して損害賠償責任を負うことになります。

下請け会社が事故を起こした場合であっても、元請け会社は連帯責任を負うため、下請け会社に損害保険に加入させておくことで、万が一の事故が発生した場合の損害賠償金支払いの負担を下請け会社に払ってもらうことにより、元請け会社は保険金の支払いを軽減することができます。

②下請け会社の安全意識を高めるため

下請け会社が損害保険に加入することで、保険料を支払うことになります。そのため、保険金請求のリスクを意識し、安全対策を徹底することで、事故の発生を未然に防ごうとするようになります。近年、事業向け損害保険は保険請求があると保険料のアップとなることも考えられるため、下請け会社は更なる意識が高まることが期待できます。

また、元請け会社から損害保険加入を義務付けられることで、下請け会社は安全対策の重要性を再認識し、安全管理体制の強化を図ることも期待できます。

③工事の円滑な進捗を確保するため

建設工事現場において事故が発生した場合、現場作業が中断し、工期遅延や損害賠償金の支払いなどの問題が発生する可能性があります。

下請け会社に損害保険に加入させておくことで、事故発生時のリスクを軽減し、工事の円滑な進捗を確保することができます。

その他の理由

上記以外にも、元請け会社が下請け会社に損害保険の加入を求める理由は、以下の点が挙げられます。

  • 下請け会社に対する監督責任を果たすため
  • 契約条件を有利にするため
  • 業界の慣習によるもの

まとめ

下請け損害保険

建設業の元請け会社が下請け会社に損害保険の加入を求める理由は、主に元請け会社の責任を軽減するため、下請け会社の安全意識を高めるため、工事の円滑な進捗を確保するためです。

近年では、安全対策の重要性が高まっていることから、元請け会社が下請け会社に対して損害保険加入を義務付けるケースが増えています。

特に建設業の場合、元請会社から仕事を請け負う際に、工事保険に入って欲しいと言われることが多々あります。元請がいうこの工事保険ですが、恐らく工事中に事故があった時に現場が止まらないように、他に迷惑が掛からないように、「工事中の保険に入って欲しいという総称を言っているのだと思われます。

つまり、工事中の事故にはどのようなリスクが考えられて、必要な損害保険は自社(下請)で考えて、それぞれ必要な保険を加入してくださいという事なのだと思います。

元請が工事期間中に下請に求めるのはその工事期間に保険加入があれば良いのですが、その工事期間はもちろんしっかりとした保険に加入をしてもらいたいでしょうし、それが工事期間中の短期間の保険でも問題はないわけです。ここで建設業の皆様が必要な損害保険を教えます。

元請け会社が加入を求める損害保険3選

元請け会社が下請け会社に保険加入を求めるときの商品はほとんど次の3つです。

  1. 賠償責任保険
  2. 労災上乗せ保険
  3. 建設工事保険

建設現場で使用する自動車保険、通勤などで使用している自動車保険は言うまでもありません。

  保険の種類 保険の特長 事故の例
賠償責任保険 賠償責任保険は仕事中の事故で第三者等(対人、対物)に損害を与えてしまった特に事故相手である被害者に補償する損害保険です。 工事現場の前の道路を中学生が通行中、貴社が仕事中に誤って落とした鉄板が中学生に直撃。大怪我となった。
労災上乗せ保険 労災上乗せ保険は仕事中の従業員、役員の怪我や業務上疾病などを補償する損害保険です。 仕事中に従業員が大怪我。長期治療となり、政府労災保険の補償だけでは足りなくなってしまった。
建設工事保険 建設工事保険は貴社の建設工事中に建築物等が火災、風災、盗難、破損など物に対しての補償になります。 明日、引渡予定であった建築中の建築物が火災となり、もう一度はじめから建築する事となった。

元請会社が工事保険の加入を下請に求めるのは、建設工事には様々な損害リスクがあるからなのです。何かあったら元請が何とかしてくれるという考え方は捨て、基本的に自社で起こした事故の責任は自社で取るものであり、貴社の損害保険の加入は仕事を請け負う上で、元請に対するマナーでもあります。

大きな建設工事で事故を起こしてしまうと元請けから信用は落ちてしまう恐れはありますが、損害保険の加入により解決できたとなれば落ちかけた信用も取り戻せるものではないでしょうか?

建設業の皆様には損害保険に加入をすることで自社を守ることにもなります。建設業は損害保険そもそもが必要な職業になりますが、損害保険の加入は元請けから信用を得られるということもありますが、被害者を守る、従業員を守る上でもとても大切な保険なのです。直接請け負う仕事が多い事業者様は特に

ですので、自社に合ったしっかりとした損害保険に加入されてください。

賠償責任保険の保険金額

仕事向け賠償責任保険の対人、対物の保険金額

仕事向け賠償責任保険の保険金額は企業のリスクや考え方によって保険金額はバラバラです。

自動車保険の保険金額

自動車保険の対人、対物の保険金額

自動車保険の対人、対物賠償責任保険は無制限がほとんどです。

事業者の考えられる対物賠償事故について

統合賠償責任保険ビジサポの保険金額のセットの仕方についてお伝えしたいと思います。仕事向けの賠償責任保険ですが、事業者の皆様はまずは対物事故を想定されることでしょう。

例えば下記のような対物事故のケースです。

建設業の場合 内装工事の作業を行っている壁を誤って壊してしまった。 損害額20万円
組立工事業の場合 作業員が業務用エアコンを運んでいる際、落下してに、エアコンと室外機を破損させてしまった。 損害額40万円
土木工事業の場合 工事案内の看板が倒れてしまい、通行中の自動車にキズをつけてしまった。 損害額30万円

このような賠償事故が考えられるので、加入する賠償責任保険の保険金額は「保険金額は1000万円で良いかな?」というお客様もいますが、もしもの際に保険金額1000万円で足りるでしょうか?

損害賠償事故は高額賠償となるケースがあり、そうなりますと保険金額1000万円ではとても足りないという事が考えられます。例えば下記のケースです。

考えておかなければならない人身賠償事故

建設業の場合

工事中に足場が倒れ、通行人に重い後遺障害をあたえてしまった。

損害額1億円
組立工事業の場合

工事後、電気配線工事に不備があり、ショートして失火、周囲の建物を焼損させてしまった。

損害額4,000万円
土木工事業の場合

工事現場を囲む柵が開いていたために、子供が工事現場内に入り込み、竪穴に落下して重度の後遺障害を負ってしまった。

損害額7,000万円

このような事故になりますと賠償金額はいくらになるのか分かりません。被害者が人であれば損害賠償金は1億円を超えることもあるでしょうし、火災事故となればこれまた大変な金額になる事が考えられます。一生働いても返済できないとならないように仕事向けの賠償責任保険の保険金額は高額でセットされることをおすすめします。

尚、弊社では統合賠償責任保険ビジサポの保険金額について1億円(共通支払限度額割引を適用し対人、対物は同額)を基準としてご案内をしております。

事業者の落とし穴?ハインリッヒの法則について

ハインリッヒの法則をご存知でしょうか?

ハインリッヒの法則

1件の重大なトラブル・災害の裏には、29件の軽微なミスと300件のヒヤリ・ハットがあるとされています。
出典:ウィキペディアより

ハインリッヒの法則とは、労働災害における経験則の一つで、「1件の重大事故の背後には29件の軽微な事故があり、その背景には300件の異常(ヒヤリ・ハット)が存在する」というものです。

言い換えると、大きな事故が起きる前に、小さな事故やヒヤリ・ハットの兆候が現れているということです。

この法則は、アメリカの損害保険会社の安全技師であったハインリッヒ氏が、1931年に発表したものです。ハインリッヒ氏は、10年間の工場における労働災害データを分析した結果、この法則を発見しました。

ハインリッヒの法則について、当時とは労働安全衛生に係る背景が異なるため、その比率をそのまま現在に当てはめることはできないかもしれませんが、いずれにせよ事故として認知されている件数はごく一部であり、重大な事故や災害の背景には、そこまでに至らなかった軽微な事故やヒヤリハットが多数存在していることを示唆しているのです。

正常性バイアスとは?

正常性バイアスとは?

人間には、自分が起こりうるリスクを遠ざけて考えてしまう傾向があり、これを正常性バイアスと言います。正常性バイアスとは、認知バイアスの一種で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり過小評価したりするという認知の特性のことです。

弊社サイト運営者である高倉が、賠償責任保険の保険金額について、お客さまから次のような言葉をいただくことがあります。

  • 清掃業なのだから、賠償責任保険の補償金額は1000万円もあれば充分です。
  • 内装業ですが、私たちの仕事では事故を起こしても大きな金額になったことはありません。せいぜい20~30万円程度です。
  • 設備工事業の仕事の事故というのは、せいぜい取り付けたエアコンを落として壊してしまったりエアコン全交換となったとした事故でも100万円にもなりません。

​はい、それらは私(ブログ運営者の高倉)が事業者に言われなくても分かっていることなんです。

例えば、清掃業の場合こんなヒヤリハットがありました。高等学校の窓ガラス清掃の際に3階のガラスが清掃時に破損してしまい、危うく自転車置き場に落としそうになってしまった。この時、実際に窓ガラスが落ちてしまい自転車置き場にいた生徒に窓ガラスが当たってしまったらどうなっていたことでしょう?

生徒が怪我を負うときに、状況によっては窓ガラスが頭に接触して後遺障害を負ってしまうかもしれません。切り傷程度で終わるかもしれません。これはその時の事故状況によるものなのです。

事故は上記にあるハインリッヒの法則からも小さい損害となる事故がほとんどなのです。小さい事故の中には可能性は低いのですが、1件重大な事故となるリスクが隠れていますので、事業者の皆さまはこのハインリッヒの法則を理解し、ご自身が正常性バイアスになっていないか?をよく考えましょう。

個人事業主の損害保険はお引受けのハードルが高い傾向に!それでもお引受け歓迎の事業者とは?

個人事業主損害保険

今日は個人事業主向け損害保険について書いていきます。弊社にお問合せをいただくほとんどは個人事業主の皆様です。当WEBサイト(教えて!損害保険)を公開してこんなに個人事業主の皆様からお問合せをいただくとは思ってもみなかったと言える程です。しかしながら、ひと昔前、私の個人事業主に対するイメージはよくなくて、仕事はしっかりするが、税金を払わない人とか社会保険を払わない人とかそんなイメージもありました。

個人事業主から問合せと聞くと正直なところ、事故が多くないだろうか?他の保険会社で断られてきたのではないか?保険料を払えるのかな?等とネガティブでいましたが、とんでもありません。むしろ優秀そうな人が多くて驚いております。その背景には終身雇用が崩壊しつつあるという理由があるのかと思います。中小企業でそこそこのお給料で働いているが終身雇用でないならば、むしろ冒険して独立して個人事業主となった方が夢が見れて良いという判断があるようです。

保険代理店から見て、優秀そうな個人事業主、お引受けしたくなる個人事業主とは、次のような事業者になります。

  • 会話やメールの内容がしっかりとしている
  • 仕事に対する意識が高く前向き
  • 事故リスクを考えていて損害保険の質問が的確である

個人事業者の損害保険との付き合いは、その保険商品との付き合いだけでなく担当する損害保険代理店とも良好な関係を築く必要があります。よってお互いが尊重し合いお互いに成長していける関係性が出来そうな人を選びましょう。代理店を選んで保険加入をしたけど、担当者と合わない、事故が起きているのに全然動いてくれない、契約上のミスを頻繁に起こされてしまうなどとならないように保険商品だけでなく、担当代理店を見極めるようにしましょう。

一方、損害保険のお引受が出来ない・したくないと思える事業者とは?

損害保険を契約出来ない

損害保険契約をお断りしている事例3選

  1. 事業向けの賠償責任保険に加入したいのですが、何時からできますか?と弊社事務所に電話をかけてくる
  2. 傷害保険に加入したいので今すぐ申込書を送ってくださいと弊社事務所に電話をかけてくる
  3. 業務で使う車の自動車保険に入りたいのでと事務所に直接来られる

このようなケースは基本的に飛び込み契約となり、逆選択の可能性が高い為、弊社では一切の保険契約をお断りしています。え?どうして引き受けしないの?と思われた方も少なくないかと思いますが、この事例3選には、万が一の為に用意しておきたいという真っ当な理由ではなく、それぞれ別の目的や理由があって加入を希望されているケースが考えられるのです。

前述では、保険代理店から見てお引受けしたくなる事業者についてお伝えしましたが、一方、これらの事例の他にもお引受けが出来ない・したくない事業者も多く存在するのが現実です。

弊社には個人事業主の皆様から数多くのお問合せや申込希望者が集まります。ところが、その月によって異なりますが、契約率で言えば大体10~20%程度。つまりお問合せや申込希望者の80%~90%は保険加入まで至りません。この裏側には何があるかというと「お客様の意向に沿えないケース」と「弊社からお断りしているケース」が大半を占めているからと言えます。では、

  • 「お客様の意向に沿えないケース」とはどのようなケースなのかをお伝えします。
  1. 弊社のご案内できない職種の皆様(整体、マッサージ、士業、海外事業など)
  2. スポット契約、短期契約の場合
  3. 低額な損害保険料をお望みのお客様
  4. 単独の損害保険商品のみをお望みのお客様

では次に

  • 「弊社からお断りしているケース」をお伝えします。
  1. 既に事故が発生しているなど不正請求の恐れのある契約
  2. 他社で引受謝絶となっている契約
  3. 過去に事故多発している契約
  4. 逆選択が懸念される契約
  5. 反社会的勢力に該当する契約

このような2つのケースでは、大変恐縮ではございますが、ご案内、お引受けを行っておりません。

個人事業主で経験を磨いて損害保険をお問合せくだい

前述ではお引受けが出来ない職種の人はどうにもして差し上げられないのですが、お引受けをしたくないと思われてしまった個人事業主には損害保険加入のチャンスはあります。それは、事業で実績を作ること、自分を磨くことです。事業で実績を作り自分を磨いて多くの人から必要とされるそんな事業者を目指してください。魅力的な事業者は人から評価されて人が集まり自分の仕事に帰ってくるはずです。他にもう1つ保険のプロからの提言を素直に聞いて欲しいです。その事業者にとって必要でない保険の売り込みは致しませんが、プロから見るとここは危険!と思える損害リスクが見えます。そのリスクについて保険手当を勧められましたら検討をしてください。そうすれば、貴社の損害保険を是非、ご契約いただきたい!となるはずです。

追伸

私(教えて!損害保険代表の高倉)も独立間もない損害保険の個人代理店だった頃に100万円程度の中古のカローラを購入しようとして銀行でマイカーローンの申込に行った時に銀行員に言われたのがサラリーマンなら審査は通ると思うが、個人事業主だから無理ですという理由でわずか100万円程度のマイカーローンを借りることが出来なかった、そんな経験をしました。これは個人事業主の実績が1年未満であり、当時は信用がなかったからと考えられます。

プロからみたキッチンカーに必要な損害保険は?

キッチンカー賠償責任保険

目次/この記事を書いた人(高倉秀和)

高倉秀和

損害保険の長い販売経験により、実績を積み続けている。特に賠償責任保険が得意分野で日新火災コンテスト「事業向け損害保険」新規件数2年連続全国1位を獲得。

この記事の目次

キッチンカーには様々な損害リスクが潜んでいると思います。

  • お客さまに商品を手渡す際に、手がすべってしまい熱いスープがお客さまへかかってしまい火傷を負わせた
  • 告知看板が倒れてしまい、走行中の自転車に接触し自転車の運転手が転倒し怪我を負わせてしまった
  • 提供した食品に問題があり、購入したお客さまが食中毒を発生した
  • キッチンカーを運転中にバックした際に同じイベントに来ていた他のキッチンカーに接触し損害を与えた

など

保険のプロがキッチンカーに潜む損害リスクからまもるために必要な損害保険をご案内させていただきます。

  1. 生産物賠償責任補償(PL保険)
  2. 施設賠償責任補償
  3. 食中毒利益補償
  4. 自動車保険
  5. 所得補償保険
     

①生産物賠償責任補償

生産物賠償責任補償(PL保険)
  1. 提供した料理が原因で、お客さまが集団で食中毒になってしまった。
  2. 販売したお弁当にサルモネラ菌が入っていたため、購入し食べたお客さまが食中毒となってしまった。

キッチンカーの営業において、1と2のような食中毒事故が発生しますと、損害賠償金(治療費、精神的慰謝料、お仕事を休まれた場合に休業補償)が発生し、損害賠償金の費用は事業者が支払うことになります。尚、食中毒ともなると行政機関から営業停止等の処分となり、貴社が営業したくても出来ない事態になることが考えられます。

 

②施設賠償責任補償

施設賠償責任補償
  1. キッチンカーに取り付けていた看板が取り付け方が甘く落下し居合わせたお客様に怪我を負わせてしまった。
  2. キッチンカーの中で油を入れているフライパンに熱を加えたまま放置してしまい、火災が発生、周りの施設や逃げるときに歩行者が怪我を負ってしまった。

上記のような事故が発生しますと

1の事故については、居合わせたお客様へ怪我の治療費、精神的慰謝料、歩行者がお仕事を休まれた際の休業補償等が発生する恐れがあります。

2の事故については、近隣のビルへの損害に対する補償や休業補償まで請求されてしまう恐れがあります。

③食中毒利益補償

食中毒利益補償
  1. 提供した料理が原因で、お客さまが集団で食中毒になってしまった。
  2. 販売したお弁当にサルモネラ菌が入っていたため、購入し食べたお客さまが食中毒となってしまった。

キッチンカーの営業において、1と2のような食中毒事故が発生しますと、損害賠償金(治療費、精神的慰謝料、お仕事を休まれた場合に休業補償)が発生し、損害賠償金の費用は事業者が支払うだけでなく、食中毒ともなると行政機関から営業停止等の処分となり、貴社が営業したくても出来ない事態になることが考えられます。食中毒が原因であなたのキッチンカー事業が営業が停止となった場合には、収入が途絶えてしまいます。この収入の空白期間の埋め合わせは食中毒利益補償という保険で補えます。

 

④自動車保険

自動車保険
  1. キッチンカーを移動中に歩行者に接触し怪我を負わせてしまった。
  2. キッチンカーを移動中に近くの施設に接触してしまい施設を損壊させてしまった。

キッチンカーの移動において、上記のような事故が発生しますと

1の事故については、居合わせたお客様へ怪我の治療費、精神的慰謝料、歩行者がお仕事を休まれた際の休業補償等の支払いが発生する恐れがあります。

2の事故については、近隣の施設への損害に対する補償や、そのお店が復旧するまでの休業損害などの請求を受ける恐れがあります。

⑤所得補償保険

所得補償保険
  1. 長時間同じ姿勢でいると、腰椎周辺の筋肉や骨に負担がかかり、腰痛を引き起こす可能性があります。特に、重い荷物を持ち運んだり、かがんで作業したりする場合はリスクが高くなります。
  2. 手首や指を酷使すると、腱鞘が炎症を起こし、痛みや腫れなどの症状が現れます。特に、包丁を長時間使ったり、細かい作業をしたりする場合は腱鞘炎のリスクが高くなります。

キッチンカーの事業者が1と2のような業務上疾病が起きてしまいますと、医師から自宅安静などの診断を受ける恐れがあります。通常、傷害保険や医療保険では入院日数や通院日数に対して保険金が支払われますので、自宅療養は補償の対象外となってしまいます。こんなときに備えるのが自宅療養でも補償可能な所得補償保険が必要になります。

キッチンカーの考えられる事故や対策例

  事故の種類① 事故の種類②
A.調理中の事故

食材の落下や油の飛び散りによる火傷

お客さまへ商品を手渡す際に火傷を負わせた

対策
  • 調理器具を安全に扱う
  • 食材の衛生管理を徹底する
  • 安全を確認して手渡す
  • 熱い飲み物の提供は避ける
B.調理提供後の事故 食中毒 食品に異物が混入。お客さまの歯が欠損
対策
  • 食品は十分に加熱する
  • 調理器具は清潔に保つ
  • 納品時に検品を行い、異物混入がないことを確認する
  • 私物の持ち込みを禁止する
C.営業中の事故

お客様とのトラブル

お客様や通行人にキッチンカーを損壊させられる
対策
  • お客様への言葉使いを気を付ける
  • 理不尽なことを言われても、感情的にならないように対応する。
  • キッチンカー周辺の事前の安全確認
  • 証拠画像を残すための防犯カメラ設置
D.キッチンカー事業者本人の怪我

荷物の積み降ろしによる怪我

同じ姿勢による腰痛や腱鞘炎
対策
  • 重たいものは数回に分けて降ろす
  • 十分な睡眠を取り体調管理を徹底する
  • 体調管理に注意
  • 適度な運動を定期的に行う

キッチンカーに必要な損害保険まとめ

キッチンカーを所有されている事業者様は損害保険で代表的な自動車保険にはすぐにでも加入されることでしょう。しかし、キッチンカー事業者の損害リスクは自動車事故以外にも上記の表のように色々な損害リスクあります。

特に起こしてしまうと困ってしまうのは損害賠償事故。保険のプロからキッチンカー事業者の損害賠償事故について提言したいことがあります。損害賠償事故の種類を大きく分けると次の2つあり被害者と加害者それぞれが大変なことになります。

  1. 人身事故・・・食中毒を含め、人身事故を起こしてしまうと、治療費の負担は誰が行うのか?お見舞いなど事故を起された日から示談に至るまで誰が被害者への対応をされるのか?被害者も加害者も大変なことになることが考えられます。
  2. 物損事故・・・被害者の修理先の手配は?被害者の代車などの準備は誰が行うのか?

被害者となっても、加害者となっても精神衛生上よくありませんので、どちらも起こしたくない事故ですが、ちょっとした不注意や偶然性により発生することがあるのです。

キッチンカーの仕事は、慣れないうちは特に事故が起こりやすいです。損害保険に加入することも重要ですが、その前に事故を起こさないように常に注意を払い、安全第一で取り組むことが大切です。安全なキッチンカー運営のために、これらの情報も参考に、しっかりと対策を講じてください。

損害保険料の基礎となる初年度の売上高セットについて

初年度の売上高セット

弊社はサラリーマンを辞めて独立したての個人事業主(特に建設業)の皆様からお問合せを多くいただきます。

開業間もない個人事業主の皆様は、これから夢を追い続けて自分がどこまでやれるだろうとか、法人成りできるだろうか、従業員を雇って規模を拡大したいけどできるかな?等さまざまな不安を抱えておられることかと存じます。私(高倉)もそうでしたが、勤めてきた会社を辞めて独立したときには様々な不安を抱えて一方では将来の自分の姿を思い描くことをしていました。そんなサラリーマンを辞めてまで独立開業した皆さまには是非とも成功してください!という強い思いがあります。

そんな中、はじめたばかりの事業者から損害保険の加入について昨年の年間売上高が無い場合の次のような質問を多く受けます。

  1. 独立したばかりの事業者で、来月から仕事をスタートします。なので昨年度の売上高がありません。この場合は何をもって売上高の報告とすれば良いのか?
  2. 独立したばかりの事業者です。仕事をスタートして10ヵ月になります。この場合はどうなりますか?

1についての回答は事業計画書に記載のある売上高の目標数値を確認資料とさせていただいております。

2についての回答は売上台帳などによる数値を報告頂き次の計算式としています。

((10ヵ月の売上高)÷10ヵ月)×12ヵ月=○○○万円

例として、10ヵ月の売上高が900万円の場合、

(900万円÷10ヵ月)×12ヵ月=1080万円

最近、1の独立したばかりの事業者からこんな声がありました。

「保険料って売上高で決まるんですよね?そうであれば、初年度の売上高は目標数値になるのだから目標数値を極端に低く年間100万円の売上高として報告しても良いって事ですね。それなら志の高い事業者が目標数値を高くセットしている年間売上高2000万円等としたなら損をする事になるので不公平じゃないですか?」

おっしゃるとおりです。ですが、弊社の場合は売上高をあからさまに低く100万円等とセットしてもお引受けをしません。最低でも年間売上高の目標数値は500万円以上ありませんとご案内をしないようにしています。事業の仮に売上高目標数値を500万円としたとしてもご案内できるとは限りません。

弊社としては、事業が長く続きそうで長期にわたり、お互いが良いお付き合いのできそうなお客様を選別してご案内、お引受けをしております。よって

  • 事業計画が曖昧すぎる事業者
  • 短期的な仕事で短期の損害保険加入を考えている事業者
  • 本業ではなく副業に損害賠償保険を掛けたい事業者
  • 仕事の取組みや考え方が前向きではない事業者

等は独自の判断でご案内をしておりません。

これとは逆に、次のような事業者様は損害保険のお引受けがしやすくなります。

  • 事業計画が第三者から見てしっかりとしている事業者
  • 仕事を長期にわたり計画を立てている事業者
  • 開業前に取引先や協力会社との仕事関係が明確である事業者
  • 言葉遣い、メールの内容が丁寧

事業を起こしたのなら、金融機関から借り入れを行うことがあるかも知れません。取引先との関係で事業計画書の提出を求められる事は損害保険契約に限らずあるはずです。事業計画書からその事業が上手くいくのかいかないのか?を第三者が見る指標になりますので、できるだけ事業計画はしっかりとしたものを用意しておいた方が良いと思います。

自動車事故は減少傾向。しかし揉めるケースは?

交通事故は誰もが嫌な思いをするもの。交通事故を起こされて喜ぶ人はそう滅多にいないでしょう。特に車同士の事故は相手との意見や考え方が相違してしまい、お互いがぶつかり合うこともあります。そんな事故当時者同士の話し合いでは埒が明かないケースも多いのでそんな時には保険会社や代理店が間に入り解決への糸口を探ります。

ところが、事故当時者のお互いが無理な主張を言い続けると話が進まないばかりか1年経ってもまとまらず、解決せずに時間ばかり掛かってしまうケースもあります。契約者の考え方や移行も無視することはできませんが、代理店からすると譲るべきところは譲って欲しいと思うところはあります。そうでないと解決しない場合が多々あるからなのです。

話し合いでは解決できないとなった時、裁判も辞さない覚悟があるなら訴訟を起こすのも一つの方法です。裁判所に事故の過失割合などを決めてもらうという事になります。

弊社のお客様の中で交通事故が原因で実際に裁判になることはほとんどありません。争う金額にもよると思いますが、ほとんどのお客様は裁判を起こしてまで解決させることを望まないという事になるのだと思います。

ここ数年では、弊社の契約者様は自動車性能の向上、保険使用による大幅保険料のUP(事故あり等級の導入)などの理由により、無理な運転なども減ってきている為か事故の件数は減ってきているように思われます。

その一方ではこちらが弁護士を立てたり、相手方が弁護士を立てたりするケースは断然増えてきました。自動車保険の特約で弁護士特約というものがありますが、この特約を使うケースも増えています。

私が保険代理店を目指して勉強中だった1990年代は、交通事故で加害者、被害者が弁護士を立てる又は立てられるとなるケースはほとんどありませんでしたが、これも時代の流れなのでしょう。

ドライバーが相手に譲る精神があればまだまだ事故は防げるはずです。結局事故というものはお互いが嫌な思いをするのですから、ご契約者の皆さまには相手を思いやる気持ちでの運転をお願いします。

個人(日常生活)賠償責任保険について

日常生活中に、自転車で事故を起こしてしまい相手に対して怪我を負わせてしまった時や物(車など)を破損させてしまった時、この個人(日常生活)賠償責任保険の加入があれば相手に対して支払えるので安心です。

例)自転車事故の場合

損害の区分 補償できる保険
相手に対しての怪我や物の破損 個人(日常生活)賠償責任保険
自分の怪我 傷害保険、人身傷害補償保険(自転車搭乗中補償)など
自分の自転車 ー 
自分の着衣などの損害 携行品の保険

相手に対してご迷惑を掛けてしまった時、最近の事故は軽度なものであっても損害賠償金を払わないと解決しないケースが増えています。大きな事故であれば損害賠償金が数千万円となることも考えられます。個人(日常生活)賠償責任保険の加入をしておかないと自己破産となる恐れがあります。

さて、この個人(日常生活)賠償責任保険ですが、ほとんどの保険会社では単独で加入することが難しいです。

一般家庭で加入している個人(日常生活)賠償責任保険が付帯できる保険商品は

  • 自動車保険
  • 火災保険
  • 傷害保険

これらの特約で付保するのが一般的ですが、個人(日常生活)賠償責任保険はどの保険商品に付けるのが良いでしょうか?

  メリット デメリット どれにつける?
自動車保険 毎年更新時に確認できる。 解約と同時に保険(特約)がなくなる恐れ
火災保険

家を手放さない限り補償が切れることが考えづらい。火災保険が長期契約なら長期割引もあり

火災保険を長期契約にすると補償内容も長期に。これにより内容を忘れがち
傷害保険 毎年更新時に確認できる。 解約と同時に保険(特約)がなくなる恐れ
  • 自動車保険契約でよくある失敗

家庭に2台車を所有していても、個人賠償責任保険は1台づづ掛けていても補償が重複するので一般的に1つの契約に付けます。ところが、そのご家庭が1台減車となり個人賠償責任保険が付いているのを忘れて自動車保険の契約を解約してしまう恐れがあります。

  • 傷害保険契約でよくある失敗

傷害保険は契約は1年などですが、環境の変化などによりケガを負うリスクが少なくなると満期で終了させるケースがあります。傷害保険に個人賠償責任保険が付いている場合は傷害保険満期終了の時点で火災保険や自動車保険などに個人賠償責任保険を付け直す必要があります。

火災保険に個人賠償責任保険を特約で付けておけば、住宅を手放さない限り保険が切れることがありませんし、火災保険が長期契約なら個人賠償責任保険も長期割引が適用になります。

弊社では、個人賠償責任保険は火災保険につけることをおすすめします。

ブログ記事を書いている人

高倉 秀和
損害保険トータルプランナー高倉秀和
  • 数々の講演実績があります。
損害保険トータルプランナー