自動車保険や火災保険はほとんどが掛け捨てですね。掛け捨てなら出来るだけ保険料はお安く抑えたいところです。ですが、自動車保険や火災保険の特約の中にはあなたにとってとても大切な特約、または役に立つ可能性のある特約が含まれていたりします。ですので、しっかりとその特約の必要性をあなたが見極めていくのが良いかと存じます。
自動車保険や火災保険は特約の宝庫?

こんにちは。「教えて!損害保険」代表の高倉です。
損害保険と言えば代表的な「自動車保険」と「火災保険」を思い浮かべることが多いかと思われます。現在ではこれら2つの損害保険に付帯できる個人賠償責任補償特約という言葉を聞いたことがある人も多いかと思います。この個人賠償責任補償特約ですが、昔は単独の販売が出来ていました。
しかし今では個人賠償責任保険を単独で販売をしている保険会社を見たことがありません。
何故でしょうか?私が考える理由には安価な保険料に対して保険会社は販売コストを掛けたくないからと思います。
実際、個人賠償責任保険を年間2000円で販売していた時期もありましたが、安価な保険を売っても利益が出ないですし、安価な損害保険1件でも契約が増えてくると契約管理が大変なことになります。現在はこの個人賠償責任保険は特約となり自動車保険や火災保険の特約として引き受けることによって、契約管理も随分と楽になりました。
今の時代では複雑化、多様化している日常生活リスクへの対応としてはこれら自動車保険の4つの柱である補償(対人、対物、人身傷害(搭乗中のみ)、車両保険)と、火災保険の基本補償だけでは対応できません。例えば、
- 日常生活で自転車を運転中に転倒してしまい大ケガを負ってしまった。
- 自動車事故で事故を起こした。修理が1か月かかるが代車が無いのでレンタカーを借りたい。
- 日常生活でショッピング中に商品を落として壊してしまい法律上賠償金を払う事になった。
- 無過失の自動車事故で被害を受けたが、相手が支払いをしてくれない。
- 歩行中に交通事故、被害者となったが相手に保険加入がない。
では、どうすれば良いのでしょうか?
自動車保険や火災保険の特約に上記のような事故にも対応できる特約が保険商品にある筈です。事故には様々な形態がありますが、未然に防ぐ努力と考えられる事故に備えてあなたが必要とする最適な保険の特約の加入をおすすめします。