保険関連のブログ記事を見ていると、え?何で誤った記事を書いているのだとうと思われる記事があります。よく見るとアフィリエイターの記事だった、そんなことがよくあります。保険商品って一般の人からしたら本当に難しいので、ちょっと保険かじったことがある程度の人では、保険の中身を理解できないと思います。よって個人のブログで保険の記事を書いている人は、あなたを誘導するのが目的であり、記事の中身は本当かな?と疑った方が良いでしょう。保険ジャンルは成果報酬が高めのようなので、保険に関する記事が乱立しているのかと存じます。

保険のプロから見たアフィリエイトサイト記事について

 

現代は情報化社会となりました。一般常識として人には恥ずかしくて聞けないような分からない事があったとしてもネットで調べれば答えがあったり、具体的に困った事があれば匿名で書き込めば、的確に回答をくれる投稿型サイトがあったりと、とても便利な世の中になってきたと思います。ところがその一方では、根拠のない医療や健康に関する情報が書き込めてしまう投稿型情報サイトが問題となりました。

保険に関する情報も同じく「アフィリエイトブログ」で稼ぐ人による保険の誤った情報や内容が目立つようになったと思います。例えばですが、

  • 生命保険の比較サイトで「同水準での保障」とあるにも関わらず、全く同水準になっていない保険料の比較となっている。←原因は比較の誤り。管理人が保険の詳細を分かっていない。
  • 火災保険のアフィリエイトのランキングサイトで特定の保険商品しか載せていない←誘導するサイト内で扱う保険商品のみの案内となっている。(他の商品ではアフィリエイトの収入にならない為、掲載していない。)または調査不足。
  • 火災保険のアフィリエイトサイトで保険期間は35年が良いと記事がある。←現在は火災保険の期間は最長で5年。誤った情報ですが、サイトの管理人が理解していない為。

驚いたのですが、自動車保険のアフィリエイトブログでこんな記事を見かけました。↓↓

とあるアフィリエイターによるブログ記事から抜粋

「人身傷害補償保険は車に乗るのが完全に家族に限定されるのなら、要らないかもしれない。ですが、少しでも他人を乗せる可能性があるのなら人身傷害補償保険は必要。何故なら万が一の時に、賠償責任が発生することがあります。」

何でしょうか。この記事は?保険のプロから見ると思わず失笑してしまう記事です。

人身傷害補償は無保険の自動車に追突されて怪我を負い補償が得られない場合や、過失割合がある事故でケガを負ってしまい、相手からの補償が充分に得られない時などに効果を発揮するものです。また、運転者が他人を乗せて自損事故を起こしてしまい他人(同乗者)が怪我を負った場合は、対人賠償責任保険で対象になります。そもそも人身傷害保険は対人賠償責任保険ではありません。

「アフィリエイタ―」は正確な情報を書いて、提携をしている企業のURLへと誘導する事に成功しそれに対して成功報酬を得るのが仕事なのでしょうから、正確な情報ではなく誤った記事を書くのはよくありません。

記事を見ている人に誤解や認識の誤りや混乱を招く恐れがありますので、保険のアフィリエイトサイトの管理人(又はライター)は専門知識外の説明はしない方が良いでしょう。

アフィリエイトが目的によるサイトで気を付けたい誤った情報が書かれている例とその理由

  • 個人ブログで元保険の代理店に勤めていた(または保険会社の元社員)の記事

その理由→保険商品は日進月歩のように変わります。過去に保険の仕事に関係していたとしてもその人のもっている情報や知識は既に昔の情報や知識であるため。

  • ファイナンシャルプランナー(FP)で直接、保険の販売をしていない人

その理由→FPの方は金融全般の知識が高いのですが、FPも様々います。個々に保険を販売していない人(FP)は商品の特性まで理解されていないことが考えられる為、それらしき事は書いてあっても結局、アフィリエイトサイトへ誘導するのが目的といえるでしょう。そもそもFPは保険の専門家ではありません。

  • 保険に携わったことのない個人のブログ

素人の人が保険を語ることは出来ません。その為、自分が加入したとして、この保険が良かった、ここのサイトがおすすめです!等となっている場合は単なるアフィリエイトの誘導目的と考えてよいでしょう。

保険ジャンルは成果報酬が高めのようですので、アフィリエイターの皆様はSEO対策に相当な力を入れてくるでしょうし、何とか誘導させようと必死かと思います。誘導されたサイトが本当に良いのか、悪いのか?見極める必要がありますが、アフィリエイターの書く記事を信用するくらいなら自分で良いサイトを探してその中からそこの保険代理店が良いか悪いかを見極めることが重要です。

何のためのあなたの保険契約なのか?実際に保険使用となることがあったらどうなるのか?よく考えてくださればと思います。