オールリスク型の賠償責任保険の加入は来店されたお客様へ対してのマナー
飲食店のリスクは「食中毒」だけではありません
「保健所の許可を取るためにPL保険が必要」 「食中毒が怖いから、とりあえず安いPL保険に入っておきたい」
飲食店を開業される際、このように考えるオーナー様は非常に多いです。確かに食中毒は飲食店にとって最大のリスクの一つであり、PL保険(生産物賠償責任保険)への加入は必須です。
しかし、プロの保険代理店としてハッキリ申し上げます。 「PL保険に入っていれば、お店の賠償事故は全て安心」というのは大きな間違いです。
なぜなら、飲食店で起こるトラブルは食中毒だけではないからです。PL保険単体では守りきれない「落とし穴」について解説します。
確かに、食中毒など出てしまうことは本当に稀かもしれませんが、もしもの事故に備えて加入しておきたいお気持ちは良く理解できます。はじめに食中毒の事故が起きてしまったときの事を考えてみましょう。
PL保険では「1円も出ない」よくある事故
PL保険はあくまで「提供した食べ物(生産物)」が原因で起きた事故を補償するものです。 逆に言えば、食べ物以外の事故は対象外です。
例えば、ホールや厨房でこんな事故が起きたらどうしますか?
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転倒事故(施設賠償責任)
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「トイレの床が濡れていて、お客様が滑って転倒し骨折した」
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「看板が倒れて、通行人に怪我をさせた」
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業務中のうっかり事故(業務遂行責任)
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「熱いスープを運んでいる最中に、お客様にかけて火傷を負わせた」
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「自転車で出前に向かう途中、通行人にぶつかって怪我をさせた」
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お預かり品の事故(受託者賠償責任)
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「お客様から預かったコートをハンガーにかける際、汚してしまった」
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これらはすべて、安価な「PL保険単体」の契約では補償されません。 もしPL保険しか入っていなければ、治療費や慰謝料数百万円を、お店の売上から自腹で支払うことになります。
「示談代行」がないPL保険の落とし穴
もう一つ、PL保険を選ぶ際に注意すべきなのが「示談代行サービス」の有無です。
多くのPL保険(特約など)には、保険会社が代わりに被害者と交渉してくれる「示談代行」が付いていないケースがあります。 これが付いていないと、事故が起きた際、オーナー様自身が被害者(お客様)と直接交渉しなければなりません。
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ランチタイムの忙しい最中に、被害者からの電話対応ができますか?
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「誠意を見せろ」と高額な慰謝料を要求されたとき、法的に正しい判断ができますか?
プロの交渉サービスが付帯されているかどうかは、精神的な負担を大きく左右します。
結論、飲食店は「総合型」の賠償責任保険を選ぶべき
では、どうすれば良いのでしょうか? 答えはシンプルです。「PL(食中毒)」だけでなく、「施設」「業務」「預かり物」のリスクを丸ごとカバーする「事業向けの総合型賠償責任保険」を選ぶことです。
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食中毒もOK(PLリスク)
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転倒・火傷もOK(施設・業務リスク)
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預かり物の汚損もOK(受託物リスク)
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示談代行サービス付き
これらがセットになっていれば、どのパターンの事故が起きても「保険で対応します」と即答できます。 保険料に関しても、バラバラに加入するよりセットの方が割安になるケースが大半です。
目先の保険料よりも「本物の安心」を
「保険料を数千円ケチったせいで、数百万円の賠償金を背負う」 これは決して他人事ではありません。
飲食店経営は、美味しい料理を提供するだけでなく、お客様の安全を守ることも重要な仕事です。 事故が起きてから「入っておけばよかった」と後悔しないために、ぜひ「総合型」の検討をおすすめします。
弊社では、飲食店の規模や業態に合わせた最適な「統合賠償責任保険」をご提案可能です。 まずは以下のリンクから、あなたのお店に必要な補償を確認してみてください。
この記事のまとめ
いかがでしたでしょうか?PL保険の単独契約は安価で加入することは出来ますが、補償範囲が限定的であることが注意する必要があります。
飲食業として事故からお客様を守ること、PL保険の他にも施設賠償責任補償や業務中の事故、保管財物の事故まで保険加入されていることが宣言できたら、尚、お客様は安心できるのではないでしょうか?
総合的に補償の出来る賠償責任保険に加入していたら、上記内容のような画像をInstagramやFacebookなどのSNSであげるのもお客様から更に支持をされるかもしれませんね。