リスク対策としてPL保険(生産物賠償責任保険)が必要です
念願のお店をオープンさせたばかりのあなたへ。 メニュー開発や接客には自信があっても、「万が一の事故」への備えは万全でしょうか? 飲食店や食品小売店にとって、食中毒事故は決して他人事ではありません。ひとたび発生すれば、社会的信用と金銭的なダメージで、事業の存続が一瞬で危ぶまれます。
「うちは衛生管理を徹底しているから大丈夫」 本当にそう言い切れますか?
本記事では、データに基づく食中毒の現実と、飲食店・小売店が必ず入るべき「PL保険(生産物賠償責任保険)」「食中毒賠償責任保険」について解説します。
結論:食中毒対策は必須
結論から申し上げます。食品を扱う飲食店や小売店の経営において、食中毒賠償責任保険(PL保険)への加入は「選択」ではなく「必須」です。なぜなら、どれほど注意していてもヒューマンエラーや不可抗力による食中毒リスクをゼロにすることは不可能だからです。
飲食店や小売店は食中毒事故に備えてPL保険(生産物賠償責任保険)は必須です。PL保険の詳細につきましてはブログ記事を書いておりますので気になる方は下記リンクから閲覧くだされば幸いです。
食中毒は他人事ではない現実
食中毒なんて滅多に起きない」と考えていませんか? 厚生労働省のデータを見れば、それが間違いであることがわかります。令和5年の食中毒発生状況を見ると、原因施設の圧倒的多数を「飲食店」が占めています。
- 令和5年 月別食中毒発生状況(事件数)
- 令和5年 月別食中毒発生状況(患者数)
- 令和5年 原因施設別食中毒発生状況(事件数)
- 令和5年 原因施設別食中毒発生状況(患者数)
- 令和5年度の食中毒事件数
- 令和5年度の食中毒患者数
- 令和5年度の食品別食中毒事件数と患者数
【データが示す事実】 特にカンピロバクターやノロウイルス、アニサキスによる食中毒は、毎日のように日本のどこかで発生しています。大手チェーン店でさえ事故を起こす現状で、個人店や小規模事業者だけが安全だという根拠はどこにもありません。
- 令和5年 月別食中毒発生状況(事件数)
令和5年 月別食中毒発生状況(患者数)
テイクアウトやデリバリーでは、調理してからお客さんが食べるまでの時間が長く、気温の高い時期は、特に食中毒のリスクが高まります。
- 梅雨時期(5月~6月)と夏(7月~9月)の時期は湿度や気温が高く、細菌が増えやすいので、この時期には細菌性の食中毒の発生件数が増加する傾向にあります。
- 冬(12月~3月)の時期は、ノロウイルスなどのウイルス性の食中毒の発生が見られます。また、春や秋には、他の時期に比べて、自然毒による食中毒が多く発生します。
- アニサキスなどの寄生虫による食中毒は年間を通して発生しています。
食中毒事故は夏場に多いイメージがありますが、上記グラフからもわかるように年間を通して発生していますので、日頃から食中毒の予防に心がけてください。
令和5年 原因施設別食中毒発生状況(事件数)
令和5年 原因施設別食中毒発生状況(患者数)
事件数及び患者数は、家庭、事業所、学校、病院、旅館、飲食店、販売店、製造所、仕出屋、その他不明とありますが、中でも群を抜いて多いのが飲食店であることが分かります。
令和5年度の食中毒事件数
食中毒の事件数で多いのは、アニサキスなどの寄生虫、カンピロバクターなどの細菌、ノロウイルスなどのウイルスであることが分かります。
令和5年度の食中毒患者数
食中毒の患者数で多いのは、ノロウイルスなどのウイルス、カンピロバクターなどの細菌、アニサキスなどの寄生虫であることが分かります。尚、食中毒事故の死者数は次の通り。
- 令和3年 2名
- 令和4年 5名
- 令和5年 4名
令和5年度の食品別食中毒事件数と患者数
食品別の食中毒事件数と患者数では魚介類や加工品※、その他が多くなっております。
※加工品は、魚介類、肉類、卵類、乳類、穀類、野菜類及びその加工品
小売店・飲食店のPL保険
ここで重要になるのが「PL保険」です。 PL保険とは、製造・販売した食品が原因で、お客様に食中毒などの健康被害を与えてしまった場合の損害を補償するものです。
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飲食店:提供した料理で食中毒が発生した。
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小売店:販売したお弁当やお惣菜で食中毒が起きた。
こうしたケースで、被害者への治療費や慰謝料、休業補償などをカバーするのが「食中毒賠償責任保険」の役割です。 もし保険に入っていなければ、数百万円、時には数千万円単位の賠償金を、すべて自己資金で賄わなければなりません。 あなたは、そのリスクを自腹で背負えますか?
賠償事故が事業に与える影響
食中毒事故の影響は、賠償金だけではありません。 保健所からの営業停止処分、店名の公表による風評被害、そしてブランドイメージの失墜。 新規事業者にとって、これらは「廃業」を意味するほど深刻なダメージとなります。
しかし、適切な保険に加入していれば、金銭的な補償だけでなく、保険会社や代理店が示談交渉のサポートやアドバイスを行ってくれる場合もあります。事故対応のプロが味方にいることは、経営者にとって精神的な大きな支えとなるはずです。
未来を守るための正しい選択
起きてからでは遅いのが、食中毒事故です。 「PL保険」や「食中毒賠償責任保険」は、あなたのお店とお客様、そして従業員の生活を守るための命綱です。
コストを理由に加入を先延ばしにしているなら、今すぐ見直してください。事業を長く、安心して続けていくために、リスクへの投資は経営者の義務です。
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