美装工事業の損害保険

2023年4月の損害保険 ピックアップ

美装工事業の損害保険

今月の損害保険、ご相談事例などを紹介します。

千葉県の個人事業主、美装工事業のG様

千葉県にある美装工事業のお仕事をされている個人事業主のG様。初めて会社向けの損害保険に入るとのこと。きっかけは、屋根、外壁洗浄時に事故が起きない対策をするものの、落下事故や道具を落として歩いてる人に当たる、窓等の破損につながる可能性があります。ブロック塀の洗浄時はブロックの破損、カーポート割れが考えられます。その際に従業員の怪我にも繋がってしまう恐れも。そんな懸念からお問い合わせをいただきました。                                       

お仕事中の事故や引き渡し後の事故に弊社からは何パターンかの損害保険お見積りをご案内しながら提案となりご契約をいただいた保険種目は統合賠償責任保険ビジサポの他、従業員のケガのリスクには労災あんしん保険、G様ご本人には更に所得補償保険のご契約となりました。

美装工事業の賠償事故や労災事故にはどのような種類がある?

美装工事業に必要な損害保険には、いくつかの主要な種類があります。美装工事業で必要とされる保険は、事故や不測の事態から事業主、従業員、第三者を保護するために重要です。

  • 転倒事故

作業現場での床の滑りや障害物、作業中の移動による転倒が起こり得ます。特に、清掃作業中や材料の搬入・搬出作業時に多く見られます。

  • 転落事故

高所での作業が伴う場合、転落防止措置が不十分な状態での作業は転落事故のリスクを高めます。作業用の足場の設置不備や保護具の不使用が原因で発生することがあります。

  • 切創・挟み込み事故

カッターナイフや鋭利な工具、機械を使用する際に、不注意から切創や挟み込み事故が発生します。また、材料の切断や加工作業中にも同様のリスクがあります。

  • 物体の落下による事故

高所作業中に工具や材料が落下し、下にいる人に当たる事故です。このような事故は、作業員だけでなく、通行人や近隣の住民にも危害を及ぼす可能性があります。

  • 化学物質による健康被害

塗装や清掃作業に使用される化学物質からの健康被害が考えられます。有機溶剤やクリーニング剤などは、適切な換気がない場合や保護具を着用していない場合、皮膚炎や呼吸器系の障害を引き起こす可能性があります。

  • 火災・爆発事故

塗装作業中の有機溶剤の蒸気や、清掃作業で使用する化学物質が原因で、火災や爆発事故が発生することがあります。特に、換気が不十分な閉鎖空間での作業は危険です。

美装工事業に必要な損害保険とは

美装工事業に必要な損害保険には、いくつかの主要な種類があります。ビルメンテナンス業で必要とされる保険は、事故や不測の事態から事業主、従業員、第三者を保護するために重要です。必要な損害保険※は次の通りです。

  1. 賠償責任保険
  2. 労災上乗せ保険※(従業員、協力会社(下請)がいる場合)
  3. 所得補償保険(個人事業主または小規模経営者の場合)

※社有車、事務所、会社特有の資産である機械の動産等の損害保険は除いています。

 
美装工事業損害保険

ベテランのプロ代理店が損害保険特約の重要性を教えます!

美装工事業に必要な損害保険を紹介しましたが、事業者(保険の契約者)が注意しなければならないのは、特約の重要性を検討しておくことです。せっかく損害保険に加入をしていただいても、その特約を付けていなかったので、「対象外事故で全額、事業者の負担」と最悪の事態にならないようにしておきたいところです。損害保険には様々なリスクに応じた特約がありますが、一般の人には難しい名称、理解しにくい内容が多岐にわたります。そこで特約を付保する、付保しないことで悩まれる事業者様が多いのですが、判断のポイントとしては次の2つです。

  1. 少しでも特約の損害リスクがあるなら付帯する
  2. 特約がよくわからないなら、自分で判断せず担当の代理店さんと相談

 

このようにすると良いでしょう。尚、弊社がお客様へ良くあるアドバイスのケースとしては、お客様が特約の付帯を迷ったら、付けておくようにおすすめしています。何故かと言えば特約をつけておくことによって、事故が起きた際にあの時、付けておいてよかったとなるからです。

 

続いて、それぞれ損害保険のおすすめ特約をご紹介します。

 

美装工事業の皆さま業におすすめの賠償責任保険の特約

美装工事業向け賠償責任保険の補償について、特約の付帯を選択するのは非常に大切です。契約者が「事故が起きているのだから加入している賠償責任保険で対象になるだろう」という安易な考え方は特約の付帯状況によって対象となる場合とならない場合がありますので注意が必要です。

美装工事業の事業者は、この補償内容はどのような事故が対象になるのか?を掴んでおくことも大切ですが、特約には専門用語が多く契約者がその特約を理解するのは、難易度が高いと思います。よって、専門家であるプロの代理店には、ある程度おまかせのプランニングをしてもらうと良いでしょう。

弊社がおすすめする美装工事業におすすめの賠償責任補償の特約は次の通りです。

賠償責任補償の特約 1 2 3 4
施設業務※1 対物超過復旧費補償特約 被害者治療費等補償特約 財物損壊を伴わない使用不能損害補償特約 クレーム等対応費用特約
生産物※2 生産物・仕事の目的物自体損壊補償特約 対物超過復旧費補償特約 被害者治療費等補償特約 財物損壊を伴わない使用不能損害補償特約

※1「施設の管理」「仕事の遂行」等に伴う賠償事故を補償するもの

※2 工事業者が行った仕事の結果が原因で、他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりしたために、事業者が法律上の賠償責任を負担することにより被る損害を補償するもの

この他に、被害事故弁護士費用等がございます。

美装工事業の皆さま業におすすめの労災上乗せ保険の特約

美装工事業の従業員や協力会社(下請)の皆さまへの労災上乗せの補償について、特約の付帯と選択は非常に大切です。よって、専門家であるプロの代理店に、ある程度おまかせのプランニングをしてもらうと良いでしょう。

弊社がおすすめする美装工事業におすすめの労災上乗せ補償の特約は次の通りです。

労災上乗せ補償の特約 1 2 3 4
賠償責任補償・費用補償 使用者賠償責任補償特約 雇用関連賠償責任補償特約 法律相談費用 事業主費用
怪我・業務上疾病の補償 入院・手術補償 休業補償特約 医療費用補償 通院補償

とにかく、労災事故で事業者が注意しなければならないのが、従業員と協力会社(下請け)の皆さまへの安全配慮です。万が一、お仕事中に後遺障害認定されるほどのお怪我を負った場合には損害賠償請求を受けることがありますので、賠償責任補償に関する特約は労災上乗せ保険にはマストです。

この他に、所得補償特約、天災危険補償、入院一時金特約などがございます。

美装工事業の皆さま業におすすめの所得補償保険の特約

美装工事業の所得補償保険は、個人事業主にはおすすめですが、政府労災などの他にも社会保障の充実している会社の従業員はその限りではありません。所得補償保険は社会保障の手薄い個人事業主向けになりますが、第三分野の医療保障や共済保障など他の補償等で重複していても多少、多く掛けておくのはむしろおすすめです。しかしながら、補償の掛けすぎにはムダが生じる可能性があり注意が必要となりますので、その事業者にとって、どの程度が適正になるのか?専門家であるプロの代理店に、ご相談されると良いでしょう。

弊社がおすすめする美装工事業の事業者におすすめの所得補償保険の特約は次の通りです。

所得補償の特約など 補償期間(てん補期間) 補償対象範囲 傷害による死亡・
後遺障害補償
三大疾病一時金
おすすめの補償内容

3か月または1年

入通院・自宅療養
1000万円以上 50万円以上

とにかく、労災事故で事業者が注意しなければならないのが、従業員と協力会社(下請け)の皆さまへの安全配慮です。万が一、お仕事中に後遺障害認定されるほどのお怪我を負った場合には損害賠償請求を受けることがありますので、賠償責任補償に関する特約は労災上乗せ保険にはマストです。

この他に、所得補償特約、天災危険補償、入院一時金特約などがございます。

美装工事業の皆様へ この記事のまとめ

美装工事業に必要な損害保険※には上記のように3種類(法人は2種類)あります。その3種類(法人は2種類)の中にある特約には多くの種類がございますが、全て必要という事ではなく、特約の必要度合いは事業者それぞれの状況や規模によって補償内容も変わります。

※社有車、事務所、会社特有の資産である機械の動産等の損害保険は除く。

尚、気になる保険料は、売上高、補償内容やオプション、補償金額、補償範囲、事業者のご年齢などによって異なります。具体的な商品や料金について気になった事業者さまは、弊社に直接相談されることをおすすめします。

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今回、ご紹介をしました美装工事業のお客さまだけでなく、今月も多くの事業者さまからのお問い合わせをいただきました。個人事業主、または会社をはじめて間もない事業者さまや、損害保険に加入をしているけど今一度、見直しをお考えられている事業者さまは、今回の事例をご参考にされてみてください。

また、美装工事の損害保険について気になる商品がございましたら下記リンクからお問い合わせください。プロ代理店が貴社さまのお悩みを解決します!