リフォーム中の誤破損。「古いから弁償しない」で工事は進むか?「法律通りに払えば納得してもらえる」そう思っていませんか?実は、「法律上の賠償額」と「実際の修理費」には差額が生じることがあり、これが事故解決における大きな課題となります。一人親方や中小の建設業者にとって、この差額から生じる自己負担は事業継続に関わる重大なリスクです。建設業界の事故に詳しい、よつば総合法律事務所の粟津弁護士をお招きし、あおば総合保険代表の高倉が「現場を止めず、信用を守るための解決策」について対談しました。
全国の建設業の事業者・一人親方さまを支援。お忙しい経営者のために、対面打ち合わせ不要でスムーズに導入できる保険設計を得意とする。事故現場の初動対応から事業の信用を守り抜くプロフェッショナル。
企業側代理人として、建設業における顧客との賠償事故やクレーム対応を手がける。法律の限界を熟知した上で、企業価値を守るための現実的なリスクヘッジ(保険活用)を提唱しており、「問題解決に向けて、2人3脚で一緒にゴールを目指す」伴走型の支援に定評がある。
高倉秀和
粟津先生、建設やリフォームの現場では、解体中や資材運搬中に誤って施主さまや近隣の既存設備(門扉、フェンス、配管など)を壊してしまう事故が後を絶ちません。ただ、対象が築年数の古い建物や設備だと、法律上の損害賠償額の限度が事故時点での価値にとどまるため、一般的な賠償責任保険では実際の修理費全額をカバーしきれないと頭を抱える一人親方や建設事業者さまが非常に多いんです。
粟津弁護士
ええ、建設事故の典型例ですね。民法上の損害賠償は、原則として「事故時点での価値」が上限となります。例えば、耐用年数を大きく超えたサビついたフェンスや古いブロック塀であれば、財産的価値が認められず法的評価額がゼロ円、あるいは著しく低く算定されることも決して珍しくありません。
高倉秀和
しかし現場では、法律を盾にして「価値がないから弁償しません」とは言えません。施主さまとの信頼関係は崩壊し、近隣住民からは工事の中止を求められるなど、現場が完全にストップしてしまいます。結果として、やむを得ず自己負担で数十万円の修理費を負担して解決した、という一人親方ならではの苦しいお悩みもよく耳にします。
粟津弁護士
おっしゃる通りです。建設現場での事故は、解決が長引くほど工期の遅れという二次的な損害に直結します。特に現場を一人で回す親方にとって、次の現場に入れない期間が続くことは事業継続において極めて深刻な問題となります。だからこそ、法律上の事故時点での価値を超えても、実際の復旧にかかる修理費(再調達費用:新品と同等のものを再取得・修理する費用)を自己資金以外でカバーできるような事前の備えを用意しておくことが、現場を止めないための重要なリスクマネジメントになるのです。
高倉秀和
ありがとうございます。その「事故時点での価値を超える修理費」をカバーする仕組みこそが、対物超過復旧費補償特約です。私たちもスムーズな竣工と近隣対策のための必要経費とお伝えしています。ただし、現場で安易に全額弁償しますと約束するのは禁物です。だからこそ、当事者同士の感情的な直接交渉を避け、万が一トラブルになった際にも専門家を交えて冷静に対処できる体制が不可欠になります。
当社がご提案する「事業をおまもりする保険」は、この対物超過復旧費補償特約をあらかじめ標準セットしています。さらにプランに応じて、悪質クレーマーへの対応費用や被害事故の弁護士費用等もカバーできるため、資材置き場などでの「施設業務事故」や、お預かりした重機・資材等の「保管財物事故」に対する基本補償と併せて、建設業のリスクを幅広くカバーする安心のプランです。
粟津弁護士
ミスが起きた時、金銭的な理由で紛争となる時間を最小限にする。そうして現場の進行とお客さまの感情を守ることこそが、結果として事業者の利益と施工品質への信頼を守る最善手だと言えます。
建設業特有の賠償リスクに備える保険をお探しなら、私たちにご相談ください。法的リスクをカバーする特約をベースとしつつ、プランに応じて予期せぬトラブルへの対応費用等もカバーすることで、御社の現場と会社の信用をお守りする体制を整えます。
※事故の状況やご加入内容、保険約款の規定によっては、保険金をお支払いできる場合とできない場合がございます。詳細は必ず事業をおまもりする保険のWebサイトや重要事項説明書等でご確認ください。
※弊社は日新火災海上保険株式会社の専属代理店として「事業をおまもりする保険」の保険契約締結の媒介を行っており、締結代理権および告知受領権は有しておりません。
※事業をおまもりする保険は年間売上高1億円以下の事業者さま限定です。1億円を超える事業者さまには統合賠償責任保険ビジサポをご案内することができます。
ここからは、建設現場で想定される深刻な事故事例と、統合賠償責任保険がどのように会社や一人親方としての信用と経営のリスクを軽減するのか、具体的な賠償金額とともに解説します。 (※記載の事故事例および損害賠償額の内訳は、想定されるリスクを分かりやすく解説するための架空のモデルケースであり、実際の特定のお客さまの事故を指すものではありません。)
工期に追われていた夕暮れ時の足場解体作業中。職人の手元から滑り落ちた重たいハンマーが、運悪く下に停まっていた「購入したばかりの高級外車」のボンネットを直撃しました。ボンネットは大きく陥没し、フロントガラスには広範囲にヒビが入るという事故が発生してしまいました。
大切な車を傷つけられたオーナーさまは強く抗議され、「新車同様に戻せ!」「修理中は同等クラスの高級外車を用意しろ!」と強硬な姿勢を示されました。事態は自社だけの問題に留まりません。
高額な修理費等: 特殊な塗装と部品交換によるディーラー見積もり、および長期間のレンタカー代などで合計180万円以上の請求。
信用の失墜: 元請け担当者から「安全管理が甘すぎる。御社にはもう任せられない」と通告され、今後の受注が白紙に。
「事業をおまもりする保険(統合賠償責任保険)」の建設業プランなら、こうした業務中の事故(施設・業務遂行リスク)が基本パッケージとしてあらかじめ補償されています。 不注意で第三者の財物を壊してしまった場合の「修理費」はもちろん、法的に妥当と認められる範囲での代車費用等もカバーできるため、一人親方にとっても事業継続への大きな打撃となり得る突発的な資金流出の大部分を回避することが可能です。
建設現場における物損事故、特に高級車などが絡むケースでは、「同等の高級レンタカーを用意して欲しい」といった法的な賠償義務を超える過大な要求に発展しがちです。こうした請求を自己資金で対応することは、一人親方や中小の建設会社にとって致命的な資金流出となります。しかし、「事業をおまもりする保険」であれば、法的に妥当な損害額が支払限度額の範囲内でカバーされるため、経営を守る強固な備えとなります。
また、現場作業を止めかねない執拗な悪質クレーマーへの対応や、自社が被害者となる法的トラブルへの備えも現代の建設業には欠かせません。これらをカバーする『クレーム等への対応費用等の補償』や『被害事故の弁護士費用等の補償』は、『おまもりプラン』または『もっとおまもりプラン』にセットされています。不毛なトラブルに現場の進行を阻害されず、本来の業務である安全管理と品質向上に集中していただくためにも、これら2つのプランを軸にご検討いただくのが最善の選択です。
※事故の状況やご加入内容、保険約款の規定によっては、保険金をお支払いできる場合とできない場合がございます。詳細は必ず事業をおまもりする保険のWebサイトや重要事項説明書等でご確認ください。
リフォーム工事が無事に完了し、お引き渡しからちょうど1ヶ月が経ったある日。親方(代表)の携帯が鳴りました。「お宅が工事した洗面所から水が漏れて、下の階が水浸しになっている!今すぐ来てくれ!」 施主さまからのお急ぎのご連絡を受け現場に駆けつけると、配管の継手の締め付けが甘かったのか、じわじわと水漏れが進行。階下の住人の寝室天井から、広範囲に水が滴り落ちていました。
被害は、施主さまの自宅だけでは収まりませんでした。マンションでの水漏れは、無関係な階下の住人を巻き込むため、事態はより複雑化します。
階下の修復費: 天井・壁紙の全面張り替え、フローリング改修=200万円
家財の賠償: 水濡れで廃棄となった高級ベッド、パソコン、衣類一式=150万円
損害総額: 350万円以上
たった一つの施工ミスが、忘れた頃に工事代金の何倍もの損害賠償となって重くのしかかってきたのです。
「事業をおまもりする保険(統合賠償責任保険)」の充実したプラン(おまもりプラン、もっとおまもりプラン※)なら、工事中だけでなく、引渡後の「生産物賠償責任(PL)リスク」も補償の対象となります。今回のような、施工ミスが原因で後日発生した水漏れによる「他人の家屋や家財への高額な賠償金」をしっかりとカバーし、一人親方の事業や会社の屋台骨を守ります。
※注①:水漏れによる周囲の損害は補償されますが、施工ミスがあった「配管の継手そのもの」をやり直す修理費用は、別途「生産物・仕事の目的物自体損壊補償特約」での対象となります。
※注②:「おてがるプラン」には「生産物/仕事の結果の事故の補償」が付帯されておりませんので、本事例のような引き渡し後の事故は対象外となります。
実は、一般的なPL保険(生産物賠償責任保険)では「水漏れによる周囲の損害」は補償されても、「水漏れの原因となった配管そのものをやり直す費用」は対象外となるケースが多いのをご存知でしょうか?だからこそ、私たち建設業特化のプロは「事業をおまもりする保険(おまもりプラン、もっとおまもりプラン)」を強く推奨します。このプランには、自らの作業部分の再修理費用もカバーできる「生産物・仕事の目的物自体損壊補償特約」が最初からパッケージとして組み込まれています。そのため、一般的な保険選びで起きがちな「特約の付け忘れ」による補償の抜け漏れを防ぎ、現場業務に集中しやすい環境を整えます。
※事故の状況やご加入内容、保険約款の規定によっては、保険金をお支払いできる場合とできない場合がございます。詳細は必ず事業をおまもりする保険のWebサイトや重要事項説明書等でご確認ください。
※今回の事故事例は(おてがるプラン)では「生産物/仕事の結果の事故の補償」が付帯されておりませんので、対象外となります。
住宅密集地での外壁塗装工事中、狭い路地で足場材を運搬していた時のことです。職人が一瞬バランスを崩し、隣家のアルミフェンスに接触し、破損させてしまいました。大きな音に驚いた隣家のご主人が出てこられ、「築30年で古いが、大切に使ってきたんだ」と強く抗議される事態に発展しました。
破損したフェンスを元通りにするには、新しいパネルを取り寄せて交換する工事が必要となり、見積もりは30万円に上りました。しかし、ここに賠償事故の特有の課題があります。
実際の修理費:約30万円
法律上の賠償額(事故時点での価値): 築30年のフェンスの法的な財産価値は減価償却により著しく低く評価され、賠償額は「数千円程度(ほぼ無価値)」と算定される可能性が高いのです。
「法律上の賠償に基づき、数千円のみのお支払いとなります」とお伝えした場合、相手方のご納得を得ることは非常に困難です。結果として「納得いく対応をするまで工事はさせない」と抗議され、現場がストップしてしまうリスクが生じます。
このような現場のリスクを軽減するのが、「事業をおまもりする保険(統合賠償責任保険)」の建設業プランに組み込まれている「対物超過復旧費補償特約」です。
法律上の賠償額(事故時点での価値)を上限とする一般的な保険とは異なり、この特約があれば「壊してしまった部分の実際の修理費」を限度額の範囲内でカバーすることが可能です。 つまり、法律上は数千円しか出ない古いフェンスであっても、特約によって実際の修理費である30万円を保険で手当てすることができます。これにより、長期化しやすい近隣トラブルを早期に解決し、自己負担を抑えて工事を再開するための有効な手段となります。
※注:本特約には100万円の支払限度額が設定されています。
近隣住民とのトラブルは、工事そのものをストップさせる大きなリスクの一つです。相手に対して法的な賠償額のみを主張してもご納得いただくのは難しく、一方で数十万円の修理費を全額自己負担することは経営に大きな影響を及ぼします。 建設業特有の「経年劣化した財物を損壊した際のリスク」を熟知している私たちプロの代理店は、このギャップを埋める「対物超過復旧費補償特約」のセットを必須項目として推奨しています。いざという時に、現場の職人や経営者が「自己負担」と「工事ストップ」の板挟みにならないよう、実務に即した確実な防衛線を構築します。
本ページに記載している事故事例およびお支払いする保険金等は一般的なモデルケースであり、すべてのご請求に対して記載の通りの対応や全額のお支払いを保証するものではありません。
詳細につきましては、ご契約前に必ず「補償内容・保険金をお支払いできない場合の詳細」「重要事項説明書」および「インターネット約款」をご確認ください。
損害保険トータルプランナーの高倉秀和です。
建設業の現場に潜む様々な賠償事故のリアルを見てきました。事故を起こさないための安全管理は当然ですが、万が一第三者に損害を与えてしまった時、「法律上はここまでしか払えません」「自分たちには支払い能力がありません」と事務的に対応を打ち切ることは、果たして正しい事業判断でしょうか。
私たちプロの損害保険代理店は、「適切な賠償責任保険に加入することは、自社に工事を任せてくださった施主さまや元請けさまに対する最低限の『社会的責任』であり、誠意である」と考えています。十分な補償と示談交渉の仕組みを用意しておくことこそが、事故時にも関係者との信頼を維持し、事業の評判と今後の受注を守るための有効な防衛策です。
本来、建設業の賠償責任保険は「施設」「保管財物」「生産物(PL)」など補償範囲が複雑で、「加入しているのに、いざという時に補償対象外だった」という想定外の事態に見舞われる業者が後を絶ちません。当サイトでご紹介している「事業をおまもりする保険」は、建設業に必須の補償があらかじめパッケージ化されているため、現場でお忙しい一人親方や経営者さまでもスムーズにご検討いただけます。
ご用意している3つのプラン(おてがる・おまもり・もっとおまもり)のうち、損害保険のプロとして弊社が最も強く推奨するのは、引き渡し後の重大事故(PL保険・生産物賠償責任)に対して「3,000万円」の支払限度額が設定されている「もっとおまもりプラン」です。
「うちは小規模なリフォーム主体だから、最低限のプランのおてがるプランで十分」とお考えになる親方や経営者さまもいらっしゃいます。しかし、おてがるプランには「引き渡し後の事故(生産物・PL事故)」の補償が付帯していません。万が一、完工後に重大な水漏れ事故などが発生した場合、自己負担での賠償を迫られ、事業の存続に関わる大きな打撃となり得ます。
「では、いっそ1億円などの無制限に近い補償にした方が良いのでは?」と思われるかもしれません。しかし、補償額をそこまで引き上げた「自由設計型(オーダーメイド型)保険」を組むと、毎年の「正確な売上高の申告」や「継続手続き」が必須となり、日々の現場作業に追われる皆さまにとって重い負担となってしまいます。
だからこそ私たちは、毎年の面倒な売上申告や書類手続きが一切不要(Web完結)でありながら、突発的な高額賠償に耐えうる本プランを、建設業の皆さまにとっての”最適なバランス”として強く推奨しています。また、自社側が被害者となった際の『被害事故の弁護士費用等の補償』や『クレーム等への対応費用等の補償』もセットされるため、近隣トラブルや不測の事態がつきまとう建設業の事業運営における強力な備えとなります。
なお、本インターネット契約プランは「年間売上高が1億円以下の事業者さま」を対象とした専用プランとなっております。年間売上高が1億円を超える事業者さまにおかれましては、日新火災の統合賠償責任保険『ビジサポ』にて、貴社の規模や現場状況に合わせた最適な補償を個別に設計させていただきます。
想定外のリスクから事業と現場を守るためには、事業規模やリスクの特性に応じた、幅広い備えが必要です。「自分たちにはどのプランが最適か悩む」「現在の売上規模や下請けの状況に合わせたアドバイスが欲しい」という事業者さまは、決して自己判断せず、まずは弊社までお気軽にご相談ください。御社の状況に合わせた最適な保険設計をプロの目線でアドバイスいたします。
万が一の事故が起きた際、お客さまへ誠意ある対応を示し、お忙しい建設業者さまが本業に専念できる実務に即した保険をご提案いたします。また、現代の複雑な現場運営を強固に守るため、『クレーム等への対応費用』や『被害事故の弁護士費用』、さらに『工事遅延リスク』への補償も併せてご検討いただくことを強くお勧めいたします。
◇文書番号:NH2604-0002