ゴンドラ清掃業の損害保険
2023年3月のピックアップ
今月のご相談事例を紹介します。
兵庫県の個人事業主ゴンドラ清掃業のA様
兵庫県にあるゴンドラ、ロープガラス清掃を主とされる清掃業のお仕事をされている個人事業主のA様。ロープ、ゴンドラ作業中、物を落下したりロープが切れて墜落。脚立から転落などが起きると大災害に繋がりかねないという懸念と毎日の危険な作業なので損害リスクに備えたいというお気持ちから損害保険のお問い合わせをいただきました。
お仕事中の事故や引き渡し後の事故に弊社からは何パターンかのお見積りをご案内しながら提案となりご契約をいただいた保険種目は統合賠償責任保険ビジサポの他、従業員のケガのリスクには労災あんしん保険、A様ご本人には更に所得補償保険のご契約となりました。
ゴンドラ清掃業の賠償責任事故や労災事故にはどのような種類がある?
- 賠償責任事故の例
- 高所から清掃道具や落下防止用の網などが落下し、通行人に当たってケガをさせてしまう。
- ゴンドラから清掃中の窓ガラスが落下し、通行中の車に当たって破損させてしまう。
- ゴンドラのワイヤーが切れて地上に墜落し、作業員が重傷を負ってしまう。
- 清掃中に使用する高圧洗浄機のホースが破損し、通行人に熱水を浴びせてしまう。
- 清掃中に誤って窓ガラスを破損させてしまう。
- ゴンドラの振動によって、建物の外壁に亀裂が入ってしまう。
- 労災事故の例
- 高所作業からの墜落による大怪我や死亡事故
- ゴンドラの昇降中に足場が滑って転落し、作業員がケガをしてしまう。
- ゴンドラから地上へ降りる際に、転倒してケガをしてしまう。
- はしごや足場からの転落による怪我や死亡事故
- 重機による挟み込みによる怪我死亡事故
- 運搬中の資材の落下による打撲
- 熱中症
ゴンドラ清掃業に必要な損害保険とは
ゴンドラ清掃業に必要な損害保険には、いくつかの主要な種類があります。ゴンドラ清掃業で必要とされる保険は、事故や不測の事態から事業主、従業員、第三者を保護するために重要です。ゴンドラ清掃業必要な損害保険※は次の通りです。
- 賠償責任保険
- 労災上乗せ保険※(従業員、協力会社(下請)がいる場合)
- 所得補償保険(個人事業主または小規模経営者の場合)
※社有車、事務所、会社特有の資産である機械の動産等の損害保険は除いています。
ベテランのプロ代理店が損害保険特約の重要性を教えます!
ゴンドラ清掃業に必要な損害保険を紹介しましたが、事業者(保険の契約者)が注意しなければならないのは、特約の重要性を検討しておくことです。せっかく損害保険に加入をしていただいても、その特約を付けていなかったので、「対象外事故で全額、事業者の負担」と最悪の事態にならないようにしておきたいところです。損害保険には様々なリスクに応じた特約がありますが、一般の人には難しい名称、理解しにくい内容が多岐にわたります。そこで特約を付保する、付保しないことで悩まれる事業者様が多いのですが、判断のポイントとしては次の2つです。
- 少しでも特約の損害リスクがあるなら付帯する
- 特約がよくわからないなら、自分で判断せず担当の代理店さんと相談
このようにすると良いでしょう。尚、弊社がお客様へ良くあるアドバイスのケースとしては、お客様が特約の付帯を迷ったら、付けておくようにおすすめしています。何故かと言えば特約をつけておくことによって、事故が起きた際にあの時、付けておいてよかったとなるからです。
続いて、それぞれ損害保険のおすすめ特約をご紹介します。
ゴンドラ清掃業におすすめの賠償責任保険の特約
ゴンドラ清掃業向け賠償責任保険の補償について、特約の付帯を選択するのは非常に大切です。契約者が「事故が起きているのだから加入している賠償責任保険で対象になるだろう」という安易な考え方は特約の付帯状況によって対象となる場合とならない場合がありますので注意が必要です。
ゴンドラ清掃業の事業者様は、この補償内容はどのような事故が対象になるのか?を掴んでおくことも大切ですが、特約には専門用語が多く契約者がその特約を理解するのは、難易度が高いと思います。よって、専門家であるプロの代理店には、ある程度おまかせのプランニングをしてもらうと良いでしょう。
弊社がおすすめするゴンドラ清掃業におすすめの賠償責任補償の特約は次の通りです。
賠償責任補償の特約 | 1 | 2 | 3 | 4 |
---|---|---|---|---|
施設業務※1 | 対物超過復旧費補償特約 | 財物損壊を伴わない使用不能損害補償特約 | 被害者治療費等補償特約 | クレーム等対応費用特約 |
生産物※2 | 生産物・仕事の目的物自体損壊補償特約 | 対物超過復旧費補償特約 | 財物損壊を伴わない使用不能損害補償特約 | 被害者治療費等補償特約 |
※1「施設の管理」「仕事の遂行」等に伴う賠償事故を補償するもの
※2 工事業者が行った仕事の結果が原因で、他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりしたために、事業者が法律上の賠償責任を負担することにより被る損害を補償するもの
この他に、被害事故弁護士費用等がございます。
ゴンドラ清掃業におすすめの労災上乗せ保険の特約
ゴンドラ清掃業の従業員や協力会社(下請)の皆さまへの労災上乗せの補償について、特約の付帯と選択は非常に大切です。よって、専門家であるプロの代理店に、ある程度おまかせのプランニングをしてもらうと良いでしょう。
弊社がおすすめするゴンドラ清掃業におすすめの労災上乗せ補償の特約は次の通りです。
労災上乗せ補償の特約 | 1 | 2 | 3 | 4 |
---|---|---|---|---|
賠償責任補償・費用補償 | 使用者賠償責任補償特約 | 雇用関連賠償責任補償特約 | 法律相談費用 | 事業主費用 |
怪我・業務上疾病の補償 | 入院・手術補償 | 休業補償特約 | 医療費用補償 | 通院補償 |
とにかく、労災事故で事業者が注意しなければならないのが、従業員と協力会社(下請け)の皆さまへの安全配慮です。万が一、お仕事中に後遺障害認定されるほどのお怪我を負った場合には損害賠償請求を受けることがありますので、賠償責任補償に関する特約は労災上乗せ保険にはマストです。
この他に、所得補償特約、天災危険補償、入院一時金特約などがございます。
ゴンドラ清掃業におすすめの所得補償保険の特約
ゴンドラ清掃業の所得補償保険は、個人事業主にはおすすめですが、政府労災などの他にも社会保障の充実している会社の従業員はその限りではありません。所得補償保険は社会保障の手薄い個人事業主向けになりますが、第三分野の医療保障や共済保障など他の補償等で重複していても多少、多く掛けておくのはむしろおすすめです。しかしながら、補償の掛けすぎにはムダが生じる可能性があり注意が必要となりますので、その事業者にとって、どの程度が適正になるのか?専門家であるプロの代理店に、ご相談されると良いでしょう。
弊社がおすすめするゴンドラ清掃業の事業者におすすめの所得補償保険の特約は次の通りです。
所得補償の特約など | 補償期間(てん補期間) | 補償対象範囲 | 傷害による死亡・ 後遺障害補償 | 三大疾病一時金 |
---|---|---|---|---|
おすすめの補償内容 | 3か月または1年 | 入通院・自宅療養 | 1000万円以上 | 50万円以上 |
ゴンドラ清掃業の皆様へ この記事のまとめ
ゴンドラ清掃業に必要な損害保険※には上記のように3種類(法人は2種類)あります。その3種類(法人は2種類)の中にある特約には多くの種類がございますが、全て必要という事ではなく、特約の必要度合いは事業者それぞれの状況や規模によって補償内容も変わります。
※社有車、事務所、会社特有の資産である機械の動産等の損害保険は除く。
尚、気になる保険料は、売上高、補償内容やオプション、補償金額、補償範囲、事業者のご年齢などによって異なります。具体的な商品や料金について気になった事業者さまは、弊社に直接相談されることをおすすめします。
ゴンドラ清掃業の皆さまにご案内可能な損害保険はこちら
今回、ご紹介をしましたゴンドラ清掃業のお客さまだけでなく、今月も多くの事業者さまからのお問い合わせをいただきました。個人事業主、または会社をはじめて間もない事業者さまや、損害保険に加入をしているけど今一度、見直しをお考えられている事業者さまは、今回の事例をご参考にされてみてください。
また、ゴンドラ清掃業の損害保険について気になる商品がございましたら下記リンクからお問い合わせください。プロ代理店が貴社さまのお悩みを解決します!